2011年5月

ドレス・リフォーム

 こんにちは、みなさん。カチョーです。今日は良いお天気ですね。朝からいっぱい洗濯物を干してしまいましたよ(^O^)今日なんかはもう初夏といった感じですね。日中は暑いくらいです。
 さて、今週末はスタンダードB級戦が高松市であります。これが終わると6月からはインター・シーズンに突入し、クラス戦は7月までありません。なんとかこの試合でオナー・ダンスを踊りたいキクリンとカチョーでありますが、スタンダードと平行して実はラテンD級戦にもぼちぼち参戦しています。なにしろルンバかサンバかチャチャチャしか踊れないので(^^ゞ、本当にぼちぼちなのですが、河内先生のご指導のお陰か、なぜか決勝に残ってしまいます。先日の米子戦では3位入賞でした。本人達が一番驚いています。D級戦とはいえ、それなりにみなさん練習を積んでいるわけでしょうから、私達のような半端者が入賞してしまって申し訳ないような気がします。特にルンバはちゃんと地面に立っているはずなのに、まるで高所で綱渡りをしているかのような気分です。お互いに効率よく動く術もあまりわからないので、適当に動いてしまって体を痛めることもしばしばです(;O;)いつまでたっても前途多難な感じなのですが、そのラテンの試合で今カチョーが着ているドレスは、実は福本ともえ先生に譲っていただいたものです。黒の総羽使いのドレスで、ありがたいことに評判は上々なのですが、このドレス、ルンバを踊ると羽がそれはそれは抜けてしまって、フロアがまるでカラスが暴れた後のように羽が散ってしまいます。他の選手の邪魔にもなるだろうし、うーん・・・これはなんとかせねば(~_~)と、考えた結果、以前作ったけど不評だったのでお蔵入りしてしまったラテンドレスをリフォームすることにしました。これは私がノービス級の時に着ていたもので、黄色のサンドレス風のドレスだったのですが、キクリンからは「セーラー・ムーンみたい。イケてない(-_-)」と言われ、まわりのみなさんからも止めたほうがいいといわれ、二、三度着ただけで今まで眠っていたのでした。
 今回このリフォームをシルックさんにお願いして相談にのってもらったのですが、なにやら今のラテンドレスの流行はロング丈らしく、直すならやっぱりロングでしょ、とのこと。しかしながら、カチョーは脚がものすごく立派な筋肉質なので、丈をよく考えないとただでさえ肉肉しい脚がよけい男らしくなってしまいます。ですから、カチョーはおもいきって脚はショート丈で全部出したほうが良いと思うのです。ミニ・スカート好きのキクリンも断然ショート丈推奨です。ということで考えた結果、斜めカットのショート・スカートにロング・フリンジのドレスにリフォームすることになりました。フリンジのドレスは一度着てみたかったので楽しみです。着用予定は7月の試合から。これでまたキクリンには一生懸命働いてもらわなければならなくなりましたが(笑)、ドレスが変われば気分も変わりますから、また頑張れそうな気がします。ラテンの試合もまだ5試合ほどありますから、どこかで見かけた時にはみなさん応援よろしくお願いします。ちょっとでも格好がつくように、少しずつですが努力していきたいと思います。

9・11

 みなさん、こんにちは。カチョーです。早いもので今年ももう5月になりました。3月の大地震から2ヶ月が経つのですが、被災地も原発も未だ津波の爪痕が大きく、復興に向けて解決すべき問題は山積みです。そしてこの2ヶ月の間にもいろいろと事件がありましたが、特にカチョーにとって衝撃的だったことは、オサマ・ビンラディンの殺害でした。
 19歳から3年間ニューヨークに留学していたカチョーにとって、9・11同時多発テロ事件は大きなショックでした。カチョーが帰国したのは確か2000年5月でしたので、その約1年半後の2001年9月に事件は起こりました。WTCのツイン・タワーというのは80丁目付近のアップ・タウンからでもその姿が見える美しいタワーでした。当時ダンス留学生で、ビジネス街であるローワー・ダウンタウンには縁がなく、真近でツイン・タワーを見たことはなかったのですが、ニューヨークの街のどこからでも見えて、アメリカの力と活力を象徴するかのようにそびえ立っていました。カチョーの両親や親類は、このテロ事件に巻き込まれる前にカチョーが帰国していたことをとても幸運に思ったようでしたが、見慣れた街がパニックに陥り、崩壊していくタワーの瓦礫に埋もれていく様をテレビで見ながら、私の心は痛みました。その時はまだ親しい友人も何人かニューヨークに残っていましたから、彼らの安否も非常に心配でしたし、私の通っていたダンス・スクールはダウンタウンにありましたから、きっと巻き込まれて大変なことになっているだろうことが想像できました。私が留学していた期間中のニューヨークは、とても景気が良く、安全で、もっとも街が活気に溢れていた時期ではなかったかと思います。ですからあの突然の惨劇で、ニューヨーカー達は地獄に叩き落とされたかのようなショックを与えられたはずです。そしてアメリカ全土が、悲しみに沈み、怒りに震えたことでしょう。
 あれから10年が経ち、先日アメリカはビンラディン殺害を征義の名の元に発表しました。法の下にビンラディンを裁くことなく殺害してしまったことに批判が上がっていますが、アメリカは正当防衛を貫くでしょう。しかしながら本音は、アメリカの象徴ともいえるツイン・タワーやペンタゴンに対する無差別テロ、及び自国民の大量虐殺への恨みと復讐なのでしょう。ビンラディンを殺害することによって、アメリカはテロとの戦いに一つ節目を迎えたかもしれませんが、今後ビンラディンの崇拝者達によって新たなテロも起こりえるでしょう。ですが、なぜこのように衝撃的なテロがアメリカに起こるようになったのかも考えなければならないと思います。
 真にグローバルとは何なのか?人間とは、どんなに時間が経っても所詮強欲な生き物なのか。やはり歴史は繰り返してしまうのか。いろいろと深く考えてしまう今日この頃です・・・。